料理をするときに使用する計量スプーン。重さをはかるキッチンスケールより簡単に計量できる調理器具です。
砂糖大さじ1は何gになるかご存知ですか?
砂糖の大さじ1は何g?
料理をする際、レシピが大さじ表記だったりグラム表記だったりして混乱したことはありませんか?
一般的に大さじ1の重さは約15g といわれています。しかしこれは、あくまで大さじで水をはかった時の重さです。
砂糖の大さじ1は何gなのでしょうか。砂糖は水より重そうですよね。それでははかってみましょう。
大さじ1で上白糖は9g 、グラニュ糖は13g でした。水の15g より軽い結果になりました。
なぜ「大さじ1」の砂糖は水より軽いの?
これは、砂糖が小さな結晶でできており、結晶と結晶の間に空間があるためです。
砂糖が大さじ内にみっちり詰まっているようでも、じつは大さじ内には砂糖の結晶の間に空気が含まれています。
ちなみに、グラニュ糖より結晶の大きな「ザラメ糖」はグラニュ糖より重く15g。
お菓子作りに使う結晶がとても小さい「超微粒グラニュ糖」は11gでした 。
ザラメ糖 | グラニュ糖 | 超微粒グラニュ糖 | ( 上白糖 ) | |
---|---|---|---|---|
結晶の 大きさ |
大 | 中 | 極小 | ( 小 ) |
大さじ1の グラム数 |
15g | 13g | 11g | ( 9g ) |
結晶の大きさが小さい程、大さじ内に入る結晶の数が多く、結晶と結晶の間の空間も多くなるため軽くなると考えられます。
また、「上白糖」は結晶の大きさがグラニュ糖と超微粒グラニュ糖の中間ですが、上白糖はふんわりしていて結晶間に含まれる空気が多いため、更に軽くなり大さじ1で 9gです。
「三温糖」も上白糖と結晶の大きさなど同様で大さじ1は 9gです。
ものによって変わる「大さじ1」
今、見てきたように「大さじ1」のグラム数は、はかる調味料の結晶の大きさや調味料自体によって変わります。
これは、計量スプーンではかるのが「重さ」ではなく「体積」だからです。
調味料によって変わる大さじ1のグラム数。代表的なものを覚えておくと、料理の際に便利です。ちなみに食塩は約18g、片栗粉は約9g です。また、「小さじ」は「大さじ」の1/3の容量と覚えてくださいね。
※本文中の砂糖の大さじ1の重量は今回実際に計測しました。 グラム数はメーカーや保管状態、測定環境によりわずかな誤差が出ることがあります。
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