「砂糖を使おうとしたら、カチカチに固まっていた」という経験はありませんか?
「砂糖の保存方法」のコラムでもお話ししましたが、上白糖は結晶が細かく、水分を含ませしっとりさせているため、乾燥すると結晶同士がくっついて固まりやすくなります。
固まった砂糖は品質に問題はありませんが、料理に使うときには使いづらくて困ってしまいますよね。あわてて箸でつついたり、スプーンでけずったりして使ったことのある方もいるかもしれません。
固まった砂糖をサラサラにする方法は?
固まった砂糖をサラサラの状態に戻すには、キッチンペーパーを使うのがおすすめです。
水で濡らしてしぼったキッチンペーパーを、砂糖が入っている容器に入れます。そのまま数時間置くと、キッチンペーパーの水分で砂糖がほぐれて元の状態に戻ります。砂糖がサラサラになったら、キッチンペーパーは取り出してください。
キッチンペーパー以外に、食パンを入れておいても効果があります。パンに含まれる水分が砂糖に移り、砂糖がほぐれるのです。パンは入れたままにせず取り出しましょう。
ほかに、霧吹きで水をかける方法もあります。この場合、水をかけすぎると砂糖が溶けてしまうので、少量ずつ吹きかけるのがコツです。
砂糖が固まらないようにするには
砂糖が固まる直接の原因は乾燥ですが、湿気によって砂糖の結晶の表面が溶け、その後乾燥することで固まる場合もあります。湿気と乾燥を防ぐためには、「砂糖の保存方法」のコラムでご紹介したように密封容器に入れて保存しましょう。
未開封のものでも固まってしまうことがあるので同じです。固まってからほぐすのは大変ですから、固まらないように上手に保管したいものですね。毎日のお料理に使いやすいよう、サラサラの状態をキープしましょう。
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