オンラインショップ「オリゴのおかげ」と食物アレルギー
「オリゴのおかげ」と食物アレルギー
当社のオリゴのおかげはショ糖と 乳糖を原料に 酵素の力をかりてつくられますが、乳アレルギーの対象となるのでしょうか？
まずは食物アレルギーについてから順を追ってご説明いたします。
食物アレルギーとは
食物アレルギーは、食べ物に含まれるアレルギーの原因となる物質（アレルゲン)を身体が異物と認識し、免疫反応が過剰におこることで起きる症状をいいます。
かゆみやじんましん、唇やまぶたの腫れといった軽い症状から、意識障害やアナフィラキシーショックなどの重篤な症状に至る場合もあります。人によって原因となる物質とそのアレルギー症状を引き起こす量が異なり、また、体調によってもその症状が変わると考えられています。
表示対象には「特定原材料」と「特定原材料に準ずるもの」があります
食物アレルギー患者の健康危害の発生を防ぐために、法律により容器包装された加工食品について対象の原材料を含む旨の表示が義務付けられています。
表示の対象となるアレルゲンは、エビや小麦、乳などの、表示が義務となっている「特定原材料」8品目と、アーモンドやあわびなどの、表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」20品目の2種類があり、合わせて28品目です。(2023年3月現在)
これらは消費者庁が定期的におこなう実態調査において、食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった原因物質について、特に発症数や重篤度から表示が必要であるものと位置付けられたものです。
表示の仕方は？
原則、パッケージの原材料名欄に「原材料名(〇〇を含む)」と、それぞれ含まれる特定原材料等を記載する「個別表示」で示します。(例：マヨネーズ(卵を含む))
また、特定原材料等を含む旨の記載を省略することができる「代替表記」と「拡大表記」で表示することも認められています。
「代替表記」とは、個別表示のように「原材料名(〇〇を含む)」とは記載しなくても、特定原材料等と同じものであることがわかる表記です。(例：ミルク)
「拡大表記」は、特定原材料等または代替表記を含む表記がされていて、特定原材料等を使った食品であることがわかる表記です。(例：牛乳)
「オリゴのおかげ」にアレルゲンは含まれる？
「オリゴのおかげ」は原料に乳糖を使用しています。また、原材料名は「乳果オリゴ糖シロップ(国内製造)」であり、「乳」について、先ほどご説明した「拡大表記」に概当しているように見えます。
「乳」アレルギーの対象となるのでしょうか？
アレルギーの原因となる物質（アレルゲン）は、その食品の中のタンパク質等ですが、オリゴのおかげの製品中の「乳タンパク質」の含量は製造過程で取り除かれ1ppm(0.0001％)未満です。
これは、法律で食品に含まれるアレルゲン含有濃度により定められている「表示の必要性はない」とされている量です。
（ご参考） 消費者庁「食品表示基準Ｑ＆Ａ」 ｐ13（Ｃ－３）
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms201_230309_15.pdf
「オリゴのおかげ」に他のアレルゲンは含まれる？
原材料に食物アレルギー表示対象28品目の中で、乳(乳糖)以外の使用はありません。また製造工程においても、他の特定原材料等が混入すること(コンタミネーション)もありません。ご安心ください。
今回は食物アレルギーについてのお話でした。また次週もお楽しみに。
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